語るボブル

遊戯王とかシャドウバースエボルヴとかカードゲームについて語るブログです。DCG含め色んな種類のカードゲームの環境で基本的にやってきたのでそれなりです。

カードへの理解

ごきげんようバベルボブルと申します。
もうそろエボルヴ第2弾が発売するということもあり、現時点の環境について書いててもしょうがないので今日はコラム的ななにかを書こうかなと。

今日は正しくカードを理解しようをテーマにお話しますが、読み間違えに気を付けようとかそういった単純な話ではありません。効果から読み取れる情報のその先まで理解しようという話です。
例えばエンシェントエルフについて、2/3/3、3/5/5みたいな表現がされがちですがそんなわけありません壊れちゃいます。コストのバウンスを考慮すると1PPのカードをバウンスすれば3/3/3だし、極端な話5PPのカードをバウンスしたら7/3/3で最悪のスタッツです。スタッツが強いことに異論はありませんがマナレシオが異常なわけではないということです。このカードの強みであるスタッツについてをかみ砕いていうのであれば他のターンに支払ったマナを1枚のこのカードに集約できることにあります。先後最速の5/5は3tですがこれは1t2tに支払った分のマナがこれに集約しているといえます。これがカードへの理解です。

では続いて、エンシェとの噛みあいにおけるウォーターフェアリーとフェアリーウィスパラーの見解について。先ほど記載したようにエンシェの効果でPPを集約させるにあたり、ボードアドバンテージを-1させて1/1もらうことで相殺させていますが最大のポイントはボードアドバンテージ-1に代わってバウンスカードは手に戻り再度使える状態になるということです。ウォーターが効果を発揮する際はラストワードであるため手札に戻して出してもアドバンテージを広げるにはその2PP進化を使用しなければならず、バウンスによる直接的なアドバンテージはほぼ0となります。対してウィスパラーはファンファーレであるためバウンスによって1回分ファンファーレのアドバンテージをとれるといえます。
このときウォーターとウィスパラーの差としてPPを挙げがちですが実際にその差が出るのは2tにエンシェを出せるかどうか及び同一ターンにエンシェを3/3/3で出せるかどうかのみです。
この2枚を最速で引いていた時に想定される動きとしてウォーターの場合は1tウォーター2tエンシェント3tウォーターエンシェ進化ウォーターでそのまま5/5でエンシェが殴りに行けることにあります。最終盤面は5/5エンシェ+1/1ウォーターとなります。ウィスパラーの場合は1tパス2tウィスパラー3tエンシェ進化で最終盤面は5/5エンシェ+EXフェアリー+手札ウィスパラーとなります。
ですがこれを4t以降に行う想定をした場合、4tウォーターエンシェウォーターと4tウィスパラーエンシェとなり盤面は3/3+1/1で変わらず、手札ウィスパラーという差が生まれます(EXのフェアリーはウォーターで同じ状況となる)。この場面において5t以降の動きとしてエンシェ進化ウォーターorウォーター進化であるのに対してウィスパラーエンシェ進化ウィスパラーと5PPが埋まりEXには計3枚のフェアリーが生成され、面にはフェアリー3ウィスパラーエンシェとリソース盤面に申し分はないと思います。ファンファーレ効果であるために手札に戻すという本来ディスアドバンテージである行動がプラスに働く結果となりました。
また、バウンス対象となるウォーターとウィスパラーのPPの違いについてですが、ここでもウィスパラーは2PPバウンスしているからPPを無駄にしているというような勘違いが生まれがちですが、ウィスパラーは場に出てファンファーレを使用したあとのボードにおいては1/1が2体という形になるためバウンスした際のボードディスアドバンテージは1PP相当でしかないためここについてはウォーターとウィスパラーに違いはないといえます。そのため先ほど記載したように1tに出せるかどうかだけが大きく異なる点となります。
以上のように正しいカードの理解を深めることはデッキ構築における採用理由を明確にするために必要で、ここまでのことからエンシェとの噛み合いのためウォーターを採用する、は理由にはならないということがいえます。
1tに出せる利点はあるものの1t以外のターンのほうが比重があまりにも多い上に1PPには競合がありますし、噛み合い方はウィスパラーの足元にも及びません。3PPで3/3エンシェ出せる小回りもウィスパラーフェアリー出しが3PP1/1×3体でエンシェとさほど変わりません。つまりはウォーターを採用するにはエンシェ以外の理由が必要になるわけですね。そのうえでウィスパラーとの比較に勝ちうるその理由が。そうですね、ブレスフェアリーダンサーとのシナジーが最大の利点でしょう。メインデッキ内でブレスのバフが乗る最小コストフォロワーであり、進化込みでくっつきかたが様々ですがあれはさすがに強いと思われます。逆に言うとブレスを採用していないコンエルにおけるウォーターフェアリーの採用理由はどうでしょうか。僕はウィスパラーよりも優先するべき納得の出来る理由を今まで聞いたことがありません。

このようにカードを正しく理解すること採用理由や差別点において明確に示すことができるため、記事を書く際に必要になる力です。今回記事で説明した内容は採用枚数ではなく採用したカードの類似との比較でなぜこちらを採用したのかという理由をつけるために学ぶべきことになります。採用枚数や採用する理由についてもいつか書けたらなと思います。途中ぐちゃぐちゃになりましたが少しでも伝われば幸いです。そりでは~